世界の7割!
ケベック産メープルシロップ

メープルシロップをただのシロップと思うなかれ。
なぜ色が違ったり、グレードが違ったりするのか。
そしてぜひ知ってほしいのが、
ケベックの人たちにとってメープルシロップは
特別なもの、ということだ。

カナダ土産の定番と言えばメープルシロップ。カナダ国内ならどこに行っても購入できる。けれど、必ずしもその土地で作られているわけではなく、ほとんどのものがケベック産であることをご存じだろうか。
メープルシロップの原料は砂糖カエデという木の樹液。2~3%の甘みを持つ樹液を糖度66%にまで煮詰めるとメープルシロップになる。そして、ほとんどの砂糖カエデが自生しているのがケベック州で、残りは隣のオンタリオ州など一部の地域のみ。つまり世界のメープルシロップの7割がケベック産なのだ。
樹液を採取できるのは3月から4月にかけての5週間程度で、この時期に1年分全てのメープルシロップが生産される。早い時期に採取された樹液で作られたものは色が薄く、上品な味わい。時期が遅くなるとだんだん色が濃くなり、味にもコクが増してくる。メープルシロップには、樹液の採取時期が早い順から①ゴールデン②アンバー③ダーク④ベリーダークの4つのグレードがあり、色が薄くてサラサラしたゴールデンが生産量も少なく値段も高い。お土産選びの際には、必ずラベルを見てグレードを確認してほしい。

樹液の採取とメープルシロップづくりが始まるころ、ケベックでは春の訪れをみんなで祝うシュガーリングオフ・パーティーが開かれる。豚肉や豆などの素朴な料理と音楽、それに家族や親しい友人たちの笑顔に彩られるパーティーの楽しみの1つが、メープル・タフィだ。温めたメープルシロップを平らにならした雪の上にたらし、冷えて固まり始めたところを木の「へら」で巻き取って飴のようにして食べる。
パーティーを包み込むケベックの人たちの笑い声と笑顔が、メープル・タフィを一層おいしいものにしてくれるはずだ。

  • ケベック州では、スイーツだけではなく肉料理などにもメープルシロップを使用。想像を超えた美味しさに驚くはず。

  • 冷たい雪の上で作るメープル・タフィは、大人から子供まで楽しめる冬のケベックの風物詩だ。

  • 世界のメープルシロップの7割を生産するケベック州では、さまざまなスタイルでメープルシロップを味わえる。

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