2015 FIFA女子ワールドカップ開催都市を巡る(後編)

2015 FIFA女子ワールドカップ開催都市を巡る(後編)

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2015年6月6日、いよいよFIFA女子 ワールドカップ カナダ2015(2015 FIFA Women’s World Cup)が開幕する。2015年6月6日の開幕戦(エドモントン)で幕を開け、7月5日の決勝戦(バンクーバー)まで約30日間にわたって、ウィニペグ、オタワ、モントリオール、モンクトンを含めた6都市で、52試合が開催される。前回に引き続き、カナダの開催都市を紹介しよう。

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オタワ(オンタリオ州)

カナダの首都オタワ。ドイツ対コートジボワール(6/7)、ドイツ対ノルウェー(6/11)、韓国対スペイン(6/17)のほか、決勝トーナメント1回戦も行われる。あまり考えたくないが、日本がグループCを3位通過した場合に、この会場で戦う可能性もあるのだ。

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オタワはカナダの政治の中心であり、国会議事堂や美術館や博物館など見どころが多い。その中でもユネスコ世界遺産に指定されているリドー運河は外せない。リドー運河は、オタワからキングストン(オンタリオ湖)まで、全長202kmをつないでいる。この北米最古の運河は、1832年の英国植民地だった時代に、アメリカからの侵略に備えて軍事目的で建設された。もちろん202kmを辿ることはできなくても、水辺をゆっくり歩いてみよう。

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オタワにやってきたら必ず食べておきたいのが、オタワ生まれのスイーツ、 ビーバーテイルだ。これはカナダのシンボル、ビーバーの尻尾に似ていることから名づけられた揚げパン。弾力があってモチモチの食感は地元のみならず、カナダ全国でも大人気。シナモンシュガー、チョコレートなど、好きなトッピングを選んで試合観戦に向かいましょう。

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モントリオール(ケベック州)

トロントに次ぐ、カナダ第2の都市モントリオール。MLSモントリオール・インパクトの本拠地でもあるこの街では、ブラジル対韓国(6/9)やオランダ対カナダ(6/15)のほか、準々決勝(6/26)や準決勝(6/30)など決勝トーナメントの重要な試合も行われる。会場は1976年に夏季オリンピックが開催された、オリンピック・スタジアムだ。

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モントリオールは世界有数のエンターテイメント都市だ。前述のオリンピックのほか、F1グランプリも開催されている。私たちが馴染み深いシルク・ド・ソレイユの本部がある場所でもあり、10日間で200万人を集めるモントリオール・ジャズ・フェスティバルの開催都市としても知られている。ちなみに2015年のジャズ・フェスティバル開催期間は6月26日から7月5日まで。まさに決勝トーナメントの激戦の真っただ中。このエンターテイメント都市がどんな盛り上がりを見せるのか想像することもできない…。

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この街には数えきれないほど観光名所がある。石造りの歴史的な建物と近代的な高層ビルが調和した街並みを歩いていると、「北米のパリ」という呼ばれる理由がよくわかる。旧市街にあるノートルダム大聖堂は市内観光のハイライトのひとつ。このネオゴシック様式の重厚な建物を見るために、毎年たくさんの人々がやってくる。内部にある金色に輝く祭壇は、息をのむほど美しい。あの歌手のセリーヌ・ディオンが結婚式を挙げたことも納得だ。

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モントリオールを訪れたら、フレンチやケベック料理も人気だが、もっと手軽なB級グルメもおすすめだ。この街にはスモークミート、プティン、そしてモントリオール・ベーグルといったB級グルメがあり、どれも他で味わえそうで味わえないものばかり。
モントリオール・ベーグルは、麦芽と卵を使った生地を、蜂蜜を入れたお湯で茹であげ、さらに窯で焼き上げたもの。生地に塩を使うニューヨーク・ベーグルとは少し違って、もっちりとした食感とほんのりとした甘さが特徴だ。老舗のフェアモント・ベーグル(Fairmount Bagel)とサン・ビアター・ベーグル(St-ViateurBagle)に足を運んでみよう。

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モンクトン(ニュー・ブランズウィック州)

今大会の開催都市で最も東に位置するモンクトン。
ここでは、フランス対イングランド(6/9)、フランス対コロンビア(6/13)、イングランド対メキシコ(6/13)、コスタリカ対ブラジル(6/17)などが行われる。モンクトン・スタジアムは収容人数2万人規模なので決して大きくはないが、その分、観客の一体感を感じられるはずだ。

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モンクトンは人口約6万人の小さな街だ。地理的にアトランティック・カナダの中央部に位置するため、多くの旅行者がプリンス・エドワード島やノバ・スコシア州を訪れる際に立ち寄る街でもある。ショップやレストランは、ダウンタウンのメイン通りに集中しているのでは徒歩でも十分に巡ることができる。
プティコーディアック川の逆流現象を1日2回見ることができるタイダル・ボーア公園も見どころのひとつ。

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もっと大きな自然現象と出会いたければ、世界で最も潮の満ち引きが大きい湾、ファンディ湾まで足を運んでみよう。世界の海の七不思議に数えられ、ユネスコの生物圏保護区にも指定されているファンディ湾では、そびえ立つ岩の頂上付近でカヤックのパドルを漕いでいたかと思えば、数時間後には潮が引いた海底を歩くこともできる。その干満差は約14メートル。カナダの東海岸の自然の驚異を目にすれば、母なる大自然の創造力に感嘆せずにはいられない。

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モンクトンを訪れたら味わいたいもの。もちろん、それはシーフード。大西洋の海の恵みを存分に堪能したい。中でもぷりぷりの食感のロブスターは、アトランティック・カナダを訪れたら一度のみならず何度でも食べたくなるほど。試合観戦の後は豪快にかぶりつこう。

こんな風に各都市の魅力を探っていると、FIFA女子 ワールドカップ カナダ2015の開幕がより一層楽しみになってくる。どんな人にでも開放的なカナダの人々が、いつも以上の笑顔で世界各国のゲストを迎え入れてくれる興奮と感動の1ヶ月間。せっかくだから自分の目で確かめてみよう。