もっと知りたい ビーバー

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【ビーバー】 ネズミ目(げっ歯目)ビーバー科

和名:アメリカビーバー(ユーラシアには別種のヨーロッパビーバーが分布) 
漢字表記:海狸
英名:American beaver
学名:Castor canadensis

体長:74~90cm  尾長:20~35cm 体重:13~32kg
寿命:野生下で10~20年
分布:北米のほぼ全域(カナダ北部と、アメリカ南部・メキシコの砂漠を除く)
食べ物:樹皮(ヤナギ、カエデ、ポプラ、ブナ、カバ、ハンノキなどを好む)、樹木の葉、形成層、水草など。

【メモ】

ビーバーは、カピバラに次いで、世界で二番目に大きなげっ歯類。
カナダの開拓は、ビーバーを主要な対象とする毛皮交易によって進んだ。
1975年、カナダ議会はビーバーを国獣(Official Emblem of Canada)に認定した。

枝の皮を齧るビーバー。草食の、おとなしい動物である

枝の皮を齧るビーバー。草食の、おとなしい動物である

ビーバー池の生きもの

カモのそばを泳ぐビーバー

カモのそばを泳ぐビーバー

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ビーバーは、ダムを築いて川をせき止め、広大な面積を水没させてしまう。木々は、根元が水浸しとなり、立ち枯れてしまう。一見、ビーバーは自然を破壊しているようだが、実は、水辺を広げることで、多様な生きものに住みかを提供している側面がある。

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ビーバーの作る池は、もとの川よりも広く、しかも水の流れがほとんどないので、カモやガンなど水鳥が羽を休めるのに適した環境となる。

ミカヅキシマアジ Blue-winged Teal

ミカヅキシマアジ
Blue-winged Teal

カワアイサ Common Merganser

カワアイサ
Common Merganser

キンクロハジロ Tufted Duck

キンクロハジロ
Tufted Duck

イエミソサザイ House Wren

イエミソサザイ
House Wren

ミドリツバメ Tree Swallow

ミドリツバメ
Tree Swallow

ミソサザイの仲間や、ミドリツバメなどは、立ち枯れた木々を利用して巣を作る。

キガシラムクドリモドキ Yellow-headed Blackbird

キガシラムクドリモドキ
Yellow-headed Blackbird

ハゴロモガラス Red-winged Blackbird

ハゴロモガラス
Red-winged Blackbird

ムース(ヘラジカ) Moose

ムース(ヘラジカ)
Moose

池の周りにヨシやガマが生え、キガシラムクドリモドキやハゴロモガラスなど、湿地に巣を作る鳥もやってくる。
馬のように大きなシカ、ムース(ヘラジカ)は、水辺を好み、ビーバーの池に水草を食べに現れる。

プランクトン

プランクトン

カワゲラの幼虫

カワゲラの幼虫

ヒョウガエル Leopard Frog

ヒョウガエル
Leopard Frog

ビーバーの池では、巣の材料や、ビーバーが出すゴミなどが腐って、栄養となり、プランクトンが発生する。プランクトンを食べて、小さな生き物が育つ。小さな生き物は、より大きな生き物の糧となる。こうして、ビーバーを基点とする生態系が生まれる。

ビーバーの巣の仕組み

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川をせき止めて作った池に、小島のように浮かぶビーバーの巣。実際には、浮島ではなく、土台は池の底に築かれている。出入り口は水の中、居住する部屋の床は水面より上という、微妙な水位を保てるよう、ダムの高さが調整されているのだ。日照りがつづいて、川の水が少なくなっても、出入り口が水の外に出る恐れはない。また、大雨で水かさが増しても、余分な水はダムからあふれ出るので、部屋が水没する心配もない。

巣を修理するビーバー

巣を修理するビーバー

コメント

  • 細見 吉雄

    僕は日本人ですがカナダの山奥で住んでいます、場所はカムループスです、
    人口は10万人ですが最近増えてきました、ここはニジマス釣りで有名です、
    上手に撮影と企画をされているのでついついコメントをしました、
    僕はこの山奥で10年間ビーバーとかクマ、ハクトウワシの撮影をしています、
    ニックネームはcanadamooseです、カナダ動物写真家です、カナダシアターを見るのが
    楽しみです。

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