カナダ建国150周年特集 笑顔に出会う夏のアルバータ

04. 行ってきました。エドモントン・フードツアー

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アルバータ州の州都・エドモントンでは、「エドモントン・フードツアー」なるものに参加してきました。地元のレストランでお料理レッスンのデモンストレーションを受けたり、週末のマーケットを解説付きで巡ったり、試食したりと、盛りだくさんの3時間。エドモントンの食について多くのことを教わることができる、とっても有意義なひとときです。今回は、この「エドモントン・フードツアー」について紹介したいと思います。

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食にまつわる冒険をしながら、わくわく街歩き!
「エドモントン・フードツアー」(https://www.edmontonfoodtours.com/)は、「アルバータ・フード・ツアーズ」という会社が行っているツアーの一環。食にまつわる冒険をしながら街歩きというユニークな体験ができるので、外国人観光客からも人気を集めています。「エドモントン・フードツアー」の中でもいくつかのコースがあるのですが、今回私は、週末のマーケットを散策する「104 Street Fest」(https://www.edmontonfoodtours.com/tour/104-street-feast/)に参加してきました。

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まず訪れたのは、「Kitchen by Brad」(http://kitchenbybrad.ca/)というレストラン。オーナーシェフのBrad Smoliakさん自らが、お料理レッスンのデモンストレーションを繰り広げます。ツアーに参加した人も、餃子のような見た目の「Perogies(ピローギ)」作りにトライ! 実はこれ、ウクライナ料理なのです。

一緒のツアーに参加していた中国人の女性が「Perogies」作りにチャレンジしました。さすがは餃子の国、手慣れた様子にBradさんも感心していました。

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「なぜカナダでウクライナ料理?」と思う方がいるかもしれません。実は、アルバータ州にはウクライナ本国以外で最も多くのウクライナ人が暮らしています(※移民の歴史については別の記事で紹介します)。
レッドビートなど、アルバータ州の特産品にウクライナ料理で使われている野菜が多いのは、そんな理由もあってのことです。

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「Perogies」のほかにも、チーズが入ったミニクレープ「Nalysknky」やマッシュルームがたっぷり入ったウクライナ流グレービーソース、スプーンですくって食べるコーンミールのパン「Nanchkya」、ウクライナ流のガーリックソーセージ「Kielbasa」など、日本ではなかなか食べることのできないお料理の数々をいただき大満足でした!
うっかり満腹になりそうな状態ですが、これはほんの1コマ。さぁ、いよいよマーケット散策へ出発です。

続いては、マーケットやショップ散策。地元の生産者さんやお店の方を訪ね、食にまつわるお話を聞きながら試食させていただきました。

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100年以上人々を魅了しているエドモントンニアンの台所
104番街で毎週土曜日に開かれているエドモントンのシティーマーケット「104 St market」は、なんと1世紀以上も続く歴史ある市場。エドモントンの人々にとって、なくてはならない存在になっています。夏季(2017年は5月20日〜10月7日まで)は屋外で、寒い時季はシティホールへ移動して開催されます。

大勢の人で賑わう通りでは、地元の農家や生産者さん、クラフト系の職人さん達が、自慢の農産物や作品を販売しています。良質な食材はリピーターを生み、オリジナリティあふれるグッズには確実にファンがついていました。

104番街には歴史的な建築物も多く、この場所を面白いと感じた人々が次々にユニークなショップをオープンさせています。マーケット巡りの前に、いくつかのショップを案内してくれました。

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「Jacek Chocolates」(https://jacekchocolate.com/)はエドモントンのみならず、カナダで話題のチョコレートショップ。「Bean to Bar」をコンセプトとし、ショコラティエがカカオの買い付けから焙煎、製造までを行っています。そんなこだわり抜いた作品の数々は見た目もスタイリッシュで、まるでジュエリーのようでした。

2017年夏限定の商品「Maple Birthday cake」は、カナダ建国150周年をお祝いして作られたもの。口にすると、一瞬にして優しいミルクチョコレートとまろやかなメープルが溶け合います。まさにお祝いをしたくなるような、ハッピーな気分になりました。

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ストーリーを知ることで人、モノ、土地に愛着がわいてくる
マーケットでは、目にも鮮やかな旬の野菜やフルーツ、サクッと食べられるストリートフード、グロッサリーなど、様々なものが売られていました。例えば手作りジャムとソースのお店「Fruits of Sherbrooke」(http://www.fruitsofsherbrooke.ca/)で使われている果物は、個人の農家さんが収穫しきれなかったものをボランティアが“救助”したのだそうです。

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他にも、“家庭のキッチンで焼いていたクッキーがたちまち話題になり、オスカーのパーティで配られるまでになった”とか、“カラフルでユニークなフレーバーの餃子が、実は地元のオーガニック食材だけを使ったもの”とか、一つ一つのお店には知られざるオリジナルのストーリーが詰まっていました。

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マーケットには食べ物だけでなく、アーティスト達も集っています。「エドモントンは住みやすいし、すごく好きよ」と、画家のGiselle Denis(http://www.giselledenis.com/)さん。素敵な笑顔と美しい絵が、マーケットをさらに明るく照らしていました。

そんなこんなで散策の3時間はあっという間に終了!今回紹介できなかったお店やお話も、まだまだたくさんあります。

エドモントンのフード事情について、私はこの地を訪れるまで全く知識がありませんでした。恐らくこのツアーに参加しなかったら、今でもこんな深くは知り得なかっただろうと思います。いろいろな背景を知ったことで、単に食だけでなく歴史や文化までも理解できた今回の体験。率直な感想ですが、とても楽しかったです。

カルガリーやキャンモアでも開催されているので、次は他の都市でも参加してみたいと思っています。

文・写真:河辺さや香(RISVEL

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