カナダ建国150周年特集 笑顔に出会う夏のアルバータ

07. 知れば知るほど好きになる 「ハッピーライフにズームイン!」

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私が今回カナダ・アルバータ州の旅で感じたこと。それは、あらゆる人々が人種や民族の枠を超えて仲良く暮らしているということでした。短い旅でそこまでわかるのか、と思うかもしれません。しかし、黙っていても感じ取れてしまうほど、カナダの人たちは優しい笑顔が印象的だったのです。

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ある日私は、カナダ人のガイドさんにこう尋ねました。
「アルバータ州で日本人をよく見かける?」
すると、彼はこう答えました。
「う~ん、分からない…」
私はいささか驚きました。ガイドさんという職業柄、道行く観光客のことを常に注意深く観察していると思ったからです。

すると彼は加えました。
「カナダって移民の国でしょ。だから、誰がなに人かってあんまり気にしないんだよ。例えばある日僕が見たアジアの人は、もしかしたら日本人かもしれないし、中国人、または韓国人かもしれない。アジア系のカナダ人も多いから『なに人?』って聞いたら『カナダ人』って答えるかもしれないよね。それって、僕らにとっては“いい意味”で大した問題じゃないんだ。だってみんなが仲良く暮らしていて、カナダに遊びに来る人が楽しければ、それでいいじゃない」

私にとってこの言葉は衝撃でした。誰がなに人か、どこから来た人なのか、それは大した問題ではない。もしかしたらカナダのハッピーライフのキーワードは、ここにあるのではないかと思いました。

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私はこの話を聞いてから、アルバータ州で出会った方々にあえてご自身や親御さんのルーツを聞いてみました。すると見事にバラバラで、一人として同じ人はいませんでした。自国(カナダ)とルーツを持つ国の両方を大切にしていて、それが多様性を受け入れる心の広さを生み出し、個性を重視することにつながっていました。

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以前にも書きましたが、例えばエドモントンで訪れたメキシコ料理店は、一緒に行ったメキシコ人の女性も絶賛するくらい本格的でした。恐らく、同じ大都市でも東京だったら、もう少し日本人の舌に合わせようとするでしょう。しかし移民の多いカナダでは、あえて個性を強烈に打ち出すことで、みんなに面白がってもらっている。そしてそれを受け入れて皆で共有する、懐の深さがありました。

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違うことが当たり前、それこそがユニークネス。こんな価値観を自然に持っている人たちは、どこか心に余裕があるように見えました。その証拠に、困っているとこちらから話しかけることなくやってきて、親切に教えてくれました。そしていつだって優しい笑顔を振りまいてくれました。
これはあくまでも私の想像ですが、ご自身達も人々の助けを大いに受けてきたのではないでしょうか。そんな友好的な協力関係が、150年もの間ずっと消えずに生き続けているのだと思いました。

自然が素晴らしい、食べ物が美味しい、旅の思い出にはそれらももちろん大切です。ですが、たくさんの笑顔に出会えたカナダ・アルバータ州の旅は、私にとって忘れられない経験になりました。ぜひ皆さんにも、実際に体感していただけたらと思っています。

文・写真:河辺さや香(RISVEL

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