ハーベストシーズンのカナダ

作って、食べて、美味しいカナダを体験する、オタワのクッキングスクール

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カナダとえば、サーモン。地元の食材を使って料理にトライ!

その土地ならではの食材が揃うファーマーズマーケット。色鮮やかな野菜や果物を眺め、珍しい調味料などのお土産探しをする楽しさは格別です。さらにそのファーマーズマーケットで買った食材を使い、作った料理を味わうことができたらもっと楽しいと思いませんか? そんな、買って、作って、食べて、三段階に楽しめる料理教室をカナダの首都オタワで開催しているのが、Ces't Bon Cooking Class(セボン・クッキングクラス)です。

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マーケットを知り尽くしたプロデューサーの案内でファーマーズマーケットへ。お買い物タイムが楽しい!

マーケットのフードツアーから始まるクッキングスクールへ
このクッキングスクールでは、オタワの食材にこだわった料理のほか、エスニック、ベジタリアン、デザート作りまで多彩なクラスを開催しています。なかでもツーリストに人気があるのが、前回のコラムでもご紹介したカナダ最大にして最古のファーマーズマーケット、ByWard Market(バイワード・マーケット)のフードツアー付きクラスです。

ByWard Marketはとにかく広くて、様々な食材が並びワクワクする場所ですが、あまりにたくさんお店がありすぎ、250軒以上ある中から本当にいい店を探し出すのはなかなか大変。このツアーではマーケットを案内してもらえるだけでなく、カナダの歴史と文化、オタワの人々の食事情、人気のレストランなどを教えてもらえ、出店者とのコミュニケーションができることも人気の理由だそうです。

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ピカピカに磨き上げられたキッチンで、シェフがお待ちかね。

エスコート役は、Ces't Bon Cooking Classのプロデューサーでもあるステファニーさん。それそれのお店のオーナーさんやスタッフと話をしながら、原産地、どんな人が作っているのかまで聞き出し、購入する食材を決めます。この日、買ったのはスープやサラダに使う野菜のほか、マスタード、ハーブ、メイプルビネガーなどの調味料で、すべてオタワがあるオンタリオ州産。カナダのマスタード種子の生産量は世界の30パーセントを占め、粒が大きなことが特徴だということも初めて知りました。もちろん、お土産用にお買い上げ決定!

フードツアーとお買い物を済ませたら、いよいよキッチンへ。迎えてくれたシェフのジョージさんは、スイスの有名ホテルのレストランで修業後、アメリカ大使館のプライベートクラブで腕を振るっていた経験の持ち主。10年前に独立してオタワにレストランを開業し、お客さんに料理を提供するだけでなく、地元ならではの食材の魅力をプロの調理法を通じて知ってもらおうと、1年半前からこのクッキングスクールをスタートさせたそうです。

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一緒に料理を作ると、愛が深まる? 心配そうに見つめる女性の表情が印象的でした。

シェフも太鼓判! 料理でますます愛情が深まる?
この日の参加者は6名。ジョージさんが参加者それぞれの料理経験を聞きながら、担当を振り分けます。私はドレッシングに使うハーブの調理担当、「料理経験、いっさいなし!」と言い切った男性は、そのドレッシングを混ぜる役、バンクーバーから参加したカップルには、メイン料理の添える野菜のソテー作りの係が振り分けられました。

ふたりによると、普段からどちらも料理をするそうですが、自宅のキッチンが手狭なため、二人で一緒に作ることはほとんどないとのこと。この日は、彼女が下ごしらえした材料を彼がソテーすることとなり、貴重な共同作業になりました。最初はフライパンを振る手がぎこちなかった男性も、慣れてくるにつれだんだんとスムーズに。心配そうに見つめていた女性のほうも、いつしか笑顔になっていました。
「一緒に料理を作ると、初めて会った人ともたちまち仲良くなれるんだよ。それが夫婦や恋人同士ならますます愛が深まるし、ファミリーなら親子のコミュニケーションにつながるよ」とジョージさん。

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この日のメニュー3品。所要時間はクラスにより2.5~3時間。

会話が弾む、お楽しみの試食タイム
この日のメニューはトマトの冷製スープ、サーモンのオーブン焼きのサラダ添え、ジョージさんが大好きというチョコレートのデザートの3品。料理が完成し試食が始まるころには、この日初めて会った私たちもすっかり意気投合し会話が弾みました。

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シェフのジョージさんと、プロデューサーのステファニーさん。

参加者には、当日のレシピとともにオタワ周辺のレストラン情報なども提供されます。英語だけのクラスになりますが、身振り手振りで丁寧に教えてもらえるので、片言でもわかれば大丈夫。ネイティブの英語に触れることで、語学力アップにつながるかも?
●Ces't Bon Cooking Class(セボン・クッキングクラス)
http://www.cestboncooking.ca

同じファーマーズマーケットでも、地元の人の案内があれば楽しさは倍増。料理を通じてその土地ならではの食材や調味料の使い方を知ることもできます。それに、自分で作った料理は、レストランで食べるものとはひと味もふた味も異なる美味しさ。オタワを旅する機会があったら、一度体験してみてはいかがですか?

文・写真:永田さち子(RISVEL

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