「カルガリー・スタンピード」でカウボーイ魂に触れる旅へ

「カルガリー・スタンピード」でカウボーイ魂に触れる旅へ

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ジーンズにウエスタンブーツ、大きなバックルのベルト、そしてカウボーイハットを決めて出発。もちろん行き先は、カルガリー・スタンピード。10日間にわたって、カルガリーの街をウエスタン一色に染める世界最大のカウボーイの祭典だ。西部開拓時代のカウボーイ魂を触れてみたいと思うなら、このイベント以上のものは存在しないかもしれない。

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アルバータ州の中心都市カルガリー。カナディアン・ロッキーの玄関口として知られるが、毎年7月上旬になると、街には期待に胸膨らませるカウボーイやカウガールがあちらこちらに。小さな子供たちもしっかりとカウボーイハットで決めている。誰もがこの日を待ちわびていたことがわかる。なにしろ毎年、100 万人もの観光客が世界中から集まる人気の祭典とあって、会場に到着する前から街は熱気に包まれ、ワクワクする。特にカウボーイ好き、ウエスタンファンにはたまらない。中には馬にまたがり、会場へ向かう本格派の姿も。

100年以上の歴史を誇るカルガリー・スタンピードは「地上最大のアウトドアショー」と呼ばれるだけあって多種多様なイベントが繰り広げられる。アルバータ州らしさとも言えるウエスタン文化、カウボーイ文化を肌で感じ、カウボーイの仕事や暮らしの一端を垣間見ることができる貴重な機会といえる。

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ロデオひとつとっても、実は競技の種類はさまざま。暴れ馬を鞍なしで乗りこなすお馴染みの競技は、想像以上に大きな馬で、荒くれの大男たちも小さく見えるほど。そんなカウボーイたちがまるで人形のように前後左右に激しく揺さぶられる。馬だけでなくブルライディングという「暴れ牛」の競技も。特にカルガリー・スタンピードのロデオは、世界一リッチなロデオ大会と言われるだけあって、賞金総額は実に200万ドル(2億4000万円)だ。出場者全20名は2組に分けられる。各組とも入賞者上位4人は、ストレートに最終決戦「ショウダウン・サンデー」の出場権を獲得する。残る各組6名は「ワイルドカード・サタデー」を戦い、上位2名がショウダウン・サンデーに出場できる。この最終決戦で優勝者には、100万ドルの優勝ボーナスが授与される。

また、投げ縄の競技では、馬に乗りながら逃げ回る子牛をロープで捕らえ、馬から飛び降りて牛に抱きつきながら倒し、牛の足を縛り上げて動けなくするまでのタイムを競う。チャンピオンは何と7 秒台の早業。あまりの早さにまばたきする間もない。中には女性の参加者も。小柄な体で馬を見事に操る女性たちの姿に思わず見とれてしまう。

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チャックワゴンレースも必見だ。4 頭立ての幌馬車レースで、地響きのような轟音は迫力満点。会場内に響き渡る大興奮の実況アナウンスも雰囲気を盛り上げる。このレースはGMCレンジランドダービーと呼ばれる。予選は毎晩7時45分から9レースが行われる。最終土曜日に準決勝が開催される。賞金は115万ドル(1億3800万円)。が繰り広げられる。

盛り上がるのは競技だけではない。パーティも目玉のひとつ。カントリーミュージックが鳴り響く会場にはあふれんばかりのカウボーイ、カウガールが詰めかけ、ダンスやコンサートを夜遅くまで楽しむ。夜はミラーボールが回り、さながらカントリー版のディスコに。

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会場にはユニークな料理の屋台もたくさん並ぶ。2014年に登場した「Corn Dog」「Deep Fried Sushi」「Scorpion Pizza」「Poutine Burger」「Crocodile Sliders」のように、名前を見るだけで楽しくなるものがいっぱいだ。意外にも(?)名前だけではない。実際に食べると、さらに笑顔になれるものばかり。ここは移動遊園地などのアトラクションも多数登場するので勇敢なカウボーイでなくても、ファミリーでも気軽に楽しむことができる。

カウボーイ文化に憧れ、カルガリーに集まってきたたくさんの人々。それぞれが思い思いのファッションに身を包み、ウエスタンの楽しさを味わう10 日間の体験。その興奮を今すぐにでも誰かに伝えたくなるほど楽しさが詰まっている。


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