カナディアンロッキーの極上の雪と世界遺産を滑るという人生の至福を楽しもう!

カナディアンロッキーの極上の雪と世界遺産を滑るという人生の至福を楽しもう!

お気に入りに追加
カナディアンロッキーの極上の雪と世界遺産を滑るという人生の至福を楽しもう!-イメージ1

カナダ、アルバータ州の州都カルガリー空港から市街地を抜けると雄大なカルガリー平原が目前に突如として現れる。
夏季のアルバータ牛や馬が放たれている牧歌的な風景とは違い、冬の澄み切った空気と時に降雪がちらつき、荒涼とした大平原と空との境界には、遠くに雪化粧し先鋭的なカナディアンロッキーが横たわっている。黒澤あきら監督の天と地のロケ地にも選ばれたほど他に類をみない印象的な風景である。名だたるロッキー山脈全体は、北はユーコン準州とブリティッシュ・コロンビア州の州境付近からアルバータ州そしてアメリカのニューメキシコ州のサンタフェで終焉する南北約4,200kmの規模であり、カナディアンロッキーといわれる山塊は、4つの国立公園と3つの州立公園で構成されている。

カナディアンロッキーをスキーの旅として訪れる上で、特に4つの国立公園であるバンフ、クートネイ、ヨーホー、ジャスパーの各国立公園内にゲレンデスキーエリア、ヘリスキーエリアが点在している。
カルガリー方面からトランスカナダハイウエイ(国道1号線)を西へ車で約1時間30分、最初は1988年のカルガリーオリンピックの開会式が行なわれた人口降雪のオリンピックパークスキー場のジャンプ台と五輪のマークが目印となりバンフへの玄関口となる。映画クールランニングで使用されたジャマイカチームのボブスレーも展示されており時間があれば是非とも立ち寄ってほしい。地元カルガリー子の元気な声が寒空に響き渡り、初級者やファミリーがスキーを楽しんでいる。

カナディアンロッキーの極上の雪と世界遺産を滑るという人生の至福を楽しもう!-イメージ4

車を走らせて約1時間も経過すると遠くに見えていたカナディアンロッキーの山々が近くに迫り、途中に「カナナスキス」、「パノラマ」、「キッキングホース」などバンフ周辺以外のスキー場の誘致看板も出てくる。
また、点在する先住民の集落や街、凍った湖水や山塊など最後の氷河期以降にこの地へ入植してきた先住民の言語にちなんだ地名が頻繁に出てくる。
そして約6億年前のカンブリア紀からのジュラ紀以降の地層まで気の遠くなる年月を経過して育んできた急峻なロッキー山脈とその山麓を取り巻く直立した針葉樹林との調和された風景も素晴らしく車窓からの風景に惹きつけられてしまう。

カナディアンロッキーの極上の雪と世界遺産を滑るという人生の至福を楽しもう!-イメージ5

<カナディアンロッキーの魅力は何といっても針葉樹林のじゅうたんに浮かび上がる3,000m級の山々が織り成す風景と抜群の雪質である>
カナディアンロッキースキーの魅力は、他の北米エリアとの比較は勿論、ヨーロッパアルプスの景観ともまったく違うここにしか存在しない大自然そのものが造りだす風景である。

カナディアンロッキーの極上の雪と世界遺産を滑るという人生の至福を楽しもう!-イメージ6

4つの国立公園内には人工物が最小限に抑えられており、スキーエリアとなる山々、点在する湖水、そこに生息する動植物が最優先に保護されており、人間は共存していかなければならないのである。
子供たちも学校教育やキッズキャンプで幼少時から大自然の尊さを学術的、実践的にも学ぶのである。滞在の中心となるバンフの街から周辺の大きな3つのスキーエリア「ビック3」といわれる各スキーエリアへバンフから毎日バスでスキーエリアへ通う風景も凝縮した大自然が満喫できるのである。

カナディアンロッキーの極上の雪と世界遺産を滑るという人生の至福を楽しもう!-イメージ7

ビック3とはバンフから約50分のカナディアンロッキー周辺では最大規模、カナダ中でも第2位の規模を誇り、12月にワールドカップも開催される最も滑り応えのある「レイクルイーズ」、約30分の天然雪限りなく100%を誇るサンシャシンヴィレッジ、大斜面と森林限界を超えた山頂付近の大パノラマが素晴らしく、アルバータ州とブリティッシュ・コロンビア州との州境に跨るリフト、晴天時ならカナダのマッターホルンといわれる円錐形のマウントアシニボイン(3,618m)も遠望できる。
約15分の最もバンフから近く一見、小さく見えるがそのレイアウトは中急斜面に恵まれ奥へと広がる懐の深いエリア「マウントノーケイ」の各スキーエリアが点在している。

その各スキーエリアへ移動中も針葉樹林や度重なる氷河の侵食や地球の造山運動、自然発火、人工発火によって変化してきた山林の様相、大自然と人間が共存するための国立公園ならではの工夫などカナディアンロッキーが世界遺産たる所以を風景としてじっくりと眺める楽しみはスキーヤーとしての至福の時を感じるに違いない。

カナディアンロッキーの極上の雪と世界遺産を滑るという人生の至福を楽しもう!-イメージ10

<私が是非おすすめしたい世界遺産カナディアンロッキーの風景 冬のバンフ・サプライズコーナー>
バンフといえば中世はスコットランドの古城を想わせる「フェアモント・バンフスプリングスホテル」が象徴的なホテルである。夏は世界各国からのツーリストがこのホテルに滞在するためにまず確保するのが難しいほど憧れのホテルである。

カナディアンロッキーの極上の雪と世界遺産を滑るという人生の至福を楽しもう!-イメージ11

冬の風景として街からトンネルマウンテンに向かう高台は、「サプライズコーナー」といわれ、冬こそその名のとおり美しい。ボーヴァレーを隔てて雪化粧した針葉樹林の中にひっそりと佇む石造りのバンフスプリングホテルとその背景に聳えるカナディアンロッキーとの調和は、このホテルを創業者が滞在しても眺めても国立公園内にある建築物として相応しいホテルにしたいと思いを込めたそうである。
眺める高台に階段を上ると立派なダグラスファーやパインツリーなど北米を代表する大樹を見ることができる。存分に眺めた後はエルク(大鹿)に出会えるトンネルマウンテン周辺や石灰岩質の山肌を氷河が侵食して造形した突起物のような奇岩「ヒュードウー」群を眺めてみても興味ぶかいだろう。

カナディアンロッキーの極上の雪と世界遺産を滑るという人生の至福を楽しもう!-イメージ12

<レイクルイーズスキー場からの絶景シーン>
最大規模のレイクルイーズスキーエリアはカナディアンロッキースキーのハイライト滑走となるスキーエリアである。しかし、滑走は勿論、景観、眺望の素晴らしさを堪能するスポットとしてもレイクルイーズはNo..1である。

カナディアンロッキーの極上の雪と世界遺産を滑るという人生の至福を楽しもう!-イメージ13

ゲレンデマップでいうフロントエリアからは正面に凍結したルイーズ湖と真っ白な高級ホテル「シャトー・レイクルイーズ」そしてそのルイーズ湖の奥に立ちはだかるビクトリア氷河は、かならずスキーヤーなら自分の目で実際に見て、それからカメラで写真撮影をしてほしい。
左右に目を移すとフェアビューマウンテン(2,744m)、パラダイスヴァレーを隔ててマグドナルド氷河を頂く品格溢れるマウントテンプル(3,543m)、マウントレフロイ(3,423m)などさらに左側には夏の人気の観光スポット「モレーンレイク」とテンピークスの山々が連なり、透き通った冬のロッキーの空気を思いっきり吸い込み、景色に慣れてくると帯状に走る黒糸のようなトランスカナダハイウエイ(国道1号線)が緩やかな起伏をあげてゴールデンへと誘い、97号線が風向明媚なコロンビア大氷原を経由してジャスパーへと続いて行くのが識別できる。

カナディアンロッキーの極上の雪と世界遺産を滑るという人生の至福を楽しもう!-イメージ14

フロントエリアにはワールドカップコースもあり、ロングコース中心にデイロッジまで滑り応えのある快適なバーンをクルージングターンと眼下に飛び込んでくる絶景を楽しんでほしい。また、最近スタートしたフレッシュトラックは、早朝7時から一般オープンする9時前までにスキーヤーの少ないレイクルイーズのフロントサイドを極上のグルーミングバーンを満喫できるサービスである。(別途料金必要)

カナディアンロッキーの極上の雪と世界遺産を滑るという人生の至福を楽しもう!-イメージ15

また、バックボウルはマウントリチャードソンとフロントサイド側とのスコーキーヴァレーに向かって手付かずの広大なオフピステエリアが広がっている。前の晩に降雪がたっぷりとあればぜひとも朝一で極上のパウダーランにチャレンジしてほしい。上級者、エキスパートならリフトで上り返してバックボウルを隅々までパウダーが残っている限り堪能できる。そしてスコーキーヴァレーの奥にはレイクルイーズ最奥のラーチエリアアが位置している。唐松をラーチというが秋はまさに黄金色の黄葉が楽しめる。ラーチエリア山頂からは、テンピークス、マウントテンプルが最も美しく眺めることができる。バックカントリースキーヤーはここからさらにハイクアップをしてラーチエリアの奥へと滑り込んでまたフロントサイドに戻ってくる。

カナディアンロッキーの極上の雪と世界遺産を滑るという人生の至福を楽しもう!-イメージ16

<「サンシャインヴィレッジ」からの絶景とアシニボイン>
バンフからバスで約30分の「サンシャインヴィレッジ」は天然雪100%を誇っていた。しかし、現在では温暖化に備えて降雪機も一部あるので限りなく100%ということにしている。ルックアウトマウンテン(2,730m)からは天候が良ければカナダのマッターホルンといわれる「マウントアシニボイン」(3,618m)を眺めることができる。ハイカーにとっては憧れのアシニボインロッジ滞在として人気が高い。
リフトの支柱がアルバータ州から一度BC州に入ってまたアルバータ州に戻るという州境体験ができるのもおもしろい。ルックアウトマウンテンから雄大なBCロッキーを眺めたあとは、爽快な一枚バーンを滑走してみよう。抜群の雪質と開放感に酔いしれてしまうことだろう。サンシャインで忘れてならないのは、デリリアムダイブという超急斜面のエキストリームエリアである。ビーコン携帯が必須であり、40度以上最大50度の超急斜面と岩が見える危険なエリアながら、自己責任のもと上級者スキーヤー限定で開放している。

カナディアンロッキーの極上の雪と世界遺産を滑るという人生の至福を楽しもう!-イメージ17

<「スキー滑走中に野生動物に遭遇する風景もカナディアンロッキーの醍醐味」>
ビック3のスキーエリアが点在するバンフ国立公園内には、冬でも野生動物に出会えるチャンスが大きい。夏のハイキングでは危険とされているグリズリーベア、ブラックベアは幸い冬眠に入り、4月下旬の春時期にはスキー滑走中にリフト、ゴンドラから冬眠から覚めてえさを探す姿をよく見かける。
レイクルイーズでもコヨーテが滑走中にゲレンデを横切って野ウサギを追っているのを見かけてこともある。また、トランスカナダハイウエイ(国道1号線)でバンフからレイクルイーズの移動中に、グレーウルフ(灰色狼)の5~6頭のパックといわれる集団に出会ったことがある。

そういえばシートン動物記の狼王ロボもカナダのトロントの話である。アルファ狼を中心に悠々と国号1号線を横切って歩く姿は品格と気品に満ち溢れ、多くの人々を魅了する。カナディアンロッキーのいや動物界の生態系の頂点は、やはり狼であると実感する瞬間である。イエローストーン国立公園を訪れた際にカナディアンロッキーの狼の群れを増えた鹿の数を制限するため、本来の生態系に戻す為に連れてこられたという話を公園の管理人に聞いたことを思い出した。
ウルフ渋滞といわれるほど往来する車がノロノロ運転となり、狼との遭遇に誰もが他のどの動物を見るより興奮してしっかりと写真に収めようとする。他にもBC州のゴールデンに近いキッキングホース峠、サンシャインヴィレッジ周辺では、ビックホーンシープの群れが道路近く岩コケを舐める姿を良く見掛ける。カルガリーオリンピックの開催されたナキスカスキー場では、ホワイトマウンテンゴート(白い山羊)の群れがスキー場内でスキーヤーを観察しているかのように、じっと視られていた記憶がある。世界のスキーエリアでこれほどに野生動物に出会えるスキーエリアの風景はないだろう。

カナディアンロッキーの極上の雪と世界遺産を滑るという人生の至福を楽しもう!-イメージ20

<カナディアンロッキー最高峰のマウントロブソン(3,954m)の雄姿は、ジャスパー国立公園内のマーモットベイスンスキーエリアの至高の景観>
カナディアンロッキーのもう一つの高みの絶景に出会うとすれば、ジャスパー近郊にある「マーモットベイスン」スキーエリアを訪れてみよう。ヨーロッパアルプスのように広大で針葉樹林のないいくつかの大斜面で構成されたゲレンデは、カナディアンロッキーでは珍しい。なんといっても天空高く聳え立つカナディアンロッキー最高峰マウントロブソン(3,954m)の猛々しい雄姿を臨む絶景スキーイングは感動以外のなにものでもない。雪質も良いマーモットベイスンは、グルーミング、パウダーラン、オフピステまで絶景とフリースキーイングのパラダイスかもしれない。

カナディアンロッキーの極上の雪と世界遺産を滑るという人生の至福を楽しもう!-イメージ21

日程に余裕があればスキーの帰りにはバンクーバーまで大陸横断鉄道に乗ってジャスパーから旅情をそそる列車の旅を楽しめたら最高である。月明かりと照らされ星空に浮かぶマウントロブソンと食堂車での美味しいディナーとワインを今ならじっくりと楽しめるに違いない。

カナディアンロッキーの極上の雪と世界遺産を滑るという人生の至福を楽しもう!-イメージ22

<「バンフに滞在して春ならスキー&コロンビア大氷原をツーリストよりも早く訪れて大自然の迫力を感じてみよう」>
カナディアロッキーの位置するアルバータ州、B.C州に跨る氷原であるコロンビア大氷原は夏のカナダ観光ツアーの目玉であり訪れる人は尽きない。アサバスカ氷河をはじめサスカチュワン氷河、ドーム氷河など6つの氷河へと流れる氷原となっている。また、太平洋、大西洋にその氷河から流れる水が河となる大陸分数界を覆っている。もし4月中旬以降にカナディアンロッキースキーに出かけるなら、誰よりも真っ先にコロンビア大氷原のオープンをまだツーリストが訪れないこの時期にスキープラス観光として楽しんでほしい。スキーを一日休んでバンフ、レイクルイーズの滞在地から車でぜひとも出掛けてほしい。道中にいくつものスキー場周辺からでは出会えない絶景に出会えるに違いない。

カナディアンロッキーの極上の雪と世界遺産を滑るという人生の至福を楽しもう!-イメージ23

<カナディアンロッキーエリアはヘリスキー、クロスカントリスキー、犬ぞりなど冬のアクティブティーも豊富>
カナディアンロッキー、B.Cロッキー周辺にはパセール山系のゴールデンヘリスキー、パノラマヘリスキーなど極上な雪質な豪快なロングパウダーランが存分に楽しめる。もし、天候や雪質が良い時期に訪れたなら、東京都23区とほぼ同規模のヘリスキーレンジを体験してみてはどうだろう。また、凍結したレイクルイーズやレイクミネワンカでのクロスカントリースキーや犬ぞり体験も冬のカナディアンロッキーの静寂した風景を満喫できる。

カナディアンロッキーの極上の雪と世界遺産を滑るという人生の至福を楽しもう!-イメージ24

世界にも類のない世界遺産のカナディアンロッキーでのスキーの旅は、まさに大自然との対話そのものであり、余計な人口物は不要とし、天候が晴れても雪でも関係なくグルーミング、オープンスロープ、ツリーラン、バックボウルまで自由で気ままにエンジョイスキーイング!それがカナディアンロッキースキースタイルである。ヨーロッパ人の登山家達が数多くこの地を訪れ、アルプスとは違ったロッキーの魅力に取り付かれて永住してしまったという事実も納得できる。

カナディアンロッキーの極上の雪と世界遺産を滑るという人生の至福を楽しもう!-イメージ25

一見同じように見える急峻な様相を持つ3,000m級のカナディアンロッキーの山々もこの地を訪れるたびにそれぞれの形や周辺の景観、そして見る方角によってまったく違う様相を楽しませてくれる。
カナディアンロッキーを訪れ滑走する回数を重ねるにつれて、自然と目線が高くなり、周囲を取り巻く山塊や氷河そして針葉樹林帯を構成する種類の違う木々の1本一本まで気になってしまうことがとても楽しく幸せに感じる。そして晴れた夜にはバンフ、レイクルイーズからでも極北のオーロラをうっすりと見えることができることがある。
次のカナディアンロッキースキーの旅では、存分にビック3でスキーを楽しんだらフォートマクマレーかイエローナイフに立ち寄ってオーロラ鑑賞や犬ぞりをマッシャーとなって楽しみたいとか。そんな次から次と旅情をそそるカナディアンロッキースキーの魅力は尽きないのである。

コメント

  • 安岡 修

    20数年前に卒業旅行で、ブラッコム&ウィスラーを満喫しましたが、途中右腕を脱臼(骨折)し、三角巾で吊ったまま滑走で、苦い思い出が・・・
    そのリベンジに再挑戦してみようかなぁ・・・

  • RYOZO MIYAKE

    10数年前にレイクルイーズスキーを楽しみました。その時に出来なかった最奥のラーチエリア山頂からのバックカントリースキーをしてみたいと思います。
    スキー歴45年、(内テレマークスキー歴16年)

  • 堀内文男

    昔若いときバンフーに遊びに行きました。現在は年をとりましたが、あの雄大なカナダでスキーをしたいと思います。

  • KIYOSHI TAGUCHI

    ウィスラーとイエローナイフに、スキーとオーロラの写真が撮りたくて2度行きましたがカルガリーでも滑ってみたいな。
    何年経っても上達しないけどカナダは雄大で何度でもいきたいと思います。(71歳)

  • Mie Kinefuchi

    ダウンヒルレーサーだった夫が 何度かカナダのレースにも出場していました。私は一度も行ったことがありませんが、夫の話を聞きながら想像するのが楽しくて 知らない世界の話は夢のよう いつか夫と行ってみたいと思っています。それまで元気で鍛え一緒に滑ってみたいです。

コメントを残す