もっと知りたい シロイルカ

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【シロイルカ】 クジラ目 イッカク科

和名:シロイルカ (別名ベルーガ)
漢字表記:白海豚
英名:White Whale, Beluga
学名:Delphinapterus leucas

体長:オス3.5~5.5m メス3~4.1m  体重:オス1,100~1,600kg メス700~1,200kg
寿命:25~30年
分布:北アメリカ・ノルウェー、ロシアの、極北ないし亜極北
食べ物:カレイ、ヒラメ、カジカ、サケ、タラなどの魚類、カニ、エビ、二枚貝、タコ、イカなどの底棲無脊椎動物

極北の海に生きる

シロイルカ

シロイルカは、いくつかの点で、ほかのイルカとは異なる。
まず、名前の通り、全身が真っ白。彼らが一年の大半を過ごすのは、氷がたくさん浮かぶ海。白い体は、その風景とまぎれ、ホッキョクグマなど天敵の目をあざむくのだ。

また、イルカには、普通、背びれがあるが、シロイルカにはない。氷に覆われた海を泳ぐのに、背びれがあると邪魔なのだ。

白い体

背中

首の7個の骨は、他の多くのイルカやクジラと異なり、融合していない。だから、首を右にも左にも自由に動かして、魚などの獲物を探すことができる。
首の部分がくびれ、肩のように見える体型も、クジラ類には珍しい。

首を回して獲物を探せる

愛きょうのある顔と体つき

体重は成長したオスで1t以上、メスでは700kg以上あるが、その40~50%は皮下脂肪だ。ちなみに、極地に住まないクジラやイルカの場合、皮下脂肪は体重の20~30%ほどしかない。
シロイルカの体を取り巻く皮下脂肪は、厚さが7㎝~15㎝に及び、極北の冷たい海を泳ぐとき、分厚いコートの役割を果たす。また、食べ物が乏しい時期には、脂肪の養分でしのぐことができる。

子どもの体は灰色

子どもはまだ脂肪が薄い

「メロン」のありか

音を発射する仕組み

イルカなど、ハクジラの仲間は、頭部に「メロン」と呼ばれる、特殊な脂肪が詰まった器官がある。鼻腔内で発生させた音を、メロンで束ねて外に発射する。見通しのきかない海の中で、跳ね返ってくる音を聞き分けて、行く手にあるものを探るのだ。コウモリが暗闇を飛んだり虫を見つけたりするのと同じやり方で、「エコーロケーション」と呼ぶ。
シロイルカではこのメロンが特に発達し、おでこにポコッと出っ張っている。しかも、音を発射したい方向にあわせてメロンをぶよぶよと動かすことができる。
シロイルカは、優れたエコーロケーションの能力によって、氷に覆われた薄暗い海を泳いだり、呼吸に欠かせない、氷に開いた穴を見つけることができるのである。

獲物は口に吸い込んで捕る

シロイルカの群れ

シロイルカは、クジラの仲間で最もよく声を出す種類の一つ。鳥の声にも似た甲高い声でしきりに鳴くことから、「海のカナリア」の異名がある。普段は10匹に満たない程度の群れをなし、声を使って、仲間と連絡をとりあうのだ。

シロイルカは、獲物の捕り方もユニークだ。ハクジラの仲間ではあるが、歯は大きくも鋭くもない。獲物は、専ら、一匹づつ、口に吸い込んで、丸呑みにする。だから、あまり大きな獲物を捕ることはできない。

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