カナディアン・ロッキー滞在を満喫する 上質リゾートと森の中のロッジ

カナディアン・ロッキー滞在を満喫する 上質リゾートと森の中のロッジ

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カナディアン・ロッキーの滞在には、由緒あるホテルから食事自慢の宿、見事な眺望のロッジなど幅広い選択肢がある。中でもゆっくりと寛げ、かつ特徴のある、そして評判の魅力的な宿泊場所を2カ所、ご紹介しよう。


静寂の眺望に時間を忘れる大人のリゾート

◆ Rimrock Resort(リムロック・リゾート)

天井の高いロビーラウンジは明るく、そしてシック。開放感のあるつくりで、ゲストを迎える。控えめなシャンデリアのデザインが、このホテルの設えのすべてを物語る。“上質だが、決して華美ではない”。

天井の高いロビーラウンジは明るく、そしてシック。開放感のあるつくりで、ゲストを迎える。控えめなシャンデリアのデザインが、このホテルの設えのすべてを物語る。“上質だが、決して華美ではない”。

バンフの街中から少し離れた、山の中腹に立つホテルでは、静かなロッキーを存分に味わうことができる。ロビーラウンジのテラスでお茶をいただきながら、広々とした客室のソファで寛ぎながら、閑寂の山景色を楽しむ至福。これこそ大人のリゾート、思索の旅、日常からの解放の時間といえる。

バンフ市内よりも200mほど高地にあるホテルは四方を山に囲まれ、静かでゆったりとできる。早朝散歩に出かければ、清涼な空気に包まれ爽快。鹿に遭遇することもあるので早起きがおすすめ。

バンフ市内よりも200mほど高地にあるホテルは四方を山に囲まれ、静かでゆったりとできる。早朝散歩に出かければ、清涼な空気に包まれ爽快。鹿に遭遇することもあるので早起きがおすすめ。

ジェネラル・マネージャーのトレヴァー・ロング氏。ホテル創業当時から23年以上、スタッフとしてここで働いている。ホテルのことならなんでもお見通しのマネージャーだ。

ジェネラル・マネージャーのトレヴァー・ロング氏。ホテル創業当時から23年以上、スタッフとしてここで働いている。ホテルのことならなんでもお見通しのマネージャーだ。

ラグジュアリーホテルだが、豪華絢爛なキラキラ感はない。むしろシンプルで、ただ上質さの伝わる空間を目指しているように感じる。すべては見事な眺望を切り取るためのフレームと考えているような、控えめな設えだ。

ジェネラル・マネージャーに最も心がけていることはと聞くと、

「笑顔。頭を上げ、いつでも笑顔でお客様に接するよう、スタッフを教育することが大切と考えます」

ただの笑顔でなく“頭を上げ”、このホテルのスタッフとしての矜持を持って接客すること。23年前の創業からここで働き、6年前に現在のポジションに就任したロング氏ならではの発想といえる。それだけこのホテルを愛し、その魅力に自信を持っているからこそ。確かに、ホテルスタッフの笑顔は満点だった。

ペントハウススイート「スイート・インフィニティ900」のリビングとベッドルーム。部屋からの眺望も素晴らしいが、バルコニーからの景色は最高。“インフィニティ”の名にふさわしく、無限に広がるロッキーの山並みが堪能できる。料金は日~木曜 1,500カナダドル、金・土曜 2,000カナダドルで、通年変わらない。

ペントハウススイート「スイート・インフィニティ900」のリビングとベッドルーム。部屋からの眺望も素晴らしいが、バルコニーからの景色は最高。“インフィニティ”の名にふさわしく、無限に広がるロッキーの山並みが堪能できる。料金は日~木曜 1,500カナダドル、金・土曜 2,000カナダドルで、通年変わらない。

左:ホテルにはバーが2つあり、一つはロビーラウンジの奥。写真は、週末だけオープンする「ディーヴァ」。ハリウッド女優の写真がたくさん飾られている。 右:ダイニングの評価も高く、カナダではトロント以西で唯一となる5ダイヤモンド。写真は朝食のエッグベネディクト。朝食メニューも豊富で、かなり満足できる。

左:ホテルにはバーが2つあり、一つはロビーラウンジの奥。写真は、週末だけオープンする「ディーヴァ」。ハリウッド女優の写真がたくさん飾られている。
右:ダイニングの評価も高く、カナダではトロント以西で唯一となる5ダイヤモンド。写真は朝食のエッグベネディクト。朝食メニューも豊富で、かなり満足できる。

Rimrock Resort(リムロック・リゾート)
所在地 300 Mountain Avenue, Banff, Alberta
電話番号 403-762-3356
客室数 343室
料金 スタンダードルーム 250カナダドル~、プレミアムルーム 300カナダドル~
URL http://www.rimrockresort.com/

最高の食事と素朴で温かなもてなしと

◆ Storm Mountain Lodge(ストーム・マウンテン・ロッジ)

1922年に建てられた歴史的なログキャビンは、前オーナーから譲り受け、現オーナーのご主人がリノベートした。古いからこそ行き届いた掃除の気持ち良さが伝わる。お風呂には猫足のバスタブと雰囲気満点。

1922年に建てられた歴史的なログキャビンは、前オーナーから譲り受け、現オーナーのご主人がリノベートした。古いからこそ行き届いた掃除の気持ち良さが伝わる。お風呂には猫足のバスタブと雰囲気満点。

オーナーのキム・フレイザーさん。2003年にご主人とロッジを手に入れ、ご主人が他界された今もロッジを切り盛りしている。ゲストが快適に滞在できるよう心を砕くのが信条だそうだ。

オーナーのキム・フレイザーさん。2003年にご主人とロッジを手に入れ、ご主人が他界された今もロッジを切り盛りしている。ゲストが快適に滞在できるよう心を砕くのが信条だそうだ。

ハイウェイ沿いの入り口。見落としそうな森の中に、ロッジはひそむ。メイン棟の下にはリスの巣穴があって、ひょっこり顔を出してはゲストを迎えてくれる。客室用キャビンは16棟だが、うち12棟は20年代のもの。歴史的な味を残しながら、きっちりリノベートされたログキャビンは、快適そのものだ。

が、テレビもWi-Fiも無い。暖炉の火と木の香り、時折の小鳥のさえずりがおもてなし。そこがポイントだ。

そして、ゲストを歓喜させるのがロッジの食事だ。一度ここを訪れたゲストは、この食事に魅了されてリピーターとなる。みんなが“前回食べたアノ料理が食べたい”と注文するので、メニューは旬を生かしつつも基本は変わらない。とりわけ“バイソンのステーキ”は人気メニューだ。

左:人気の前菜シェアボード。鴨やバイソンのスモーク、鹿肉のパテ、スモークサーモン、ヤギや牛乳のチーズなどの盛り合わせ。希望のものを加えることも可能とか。これだけで満腹になりそう。32カナダドル。 右:バイソンのテンダロイン・ステーキ、季節の野菜添え 44カナダドル。IPAビールのソース。バイソンの肉はカルメン・クリークという名産地のもの。このロッジでは、できる限りフリーレンジの肉、天然の魚、オーガニックの野菜を使っているという。

左:人気の前菜シェアボード。鴨やバイソンのスモーク、鹿肉のパテ、スモークサーモン、ヤギや牛乳のチーズなどの盛り合わせ。希望のものを加えることも可能とか。これだけで満腹になりそう。32カナダドル。
右:バイソンのテンダロイン・ステーキ、季節の野菜添え 44カナダドル。IPAビールのソース。バイソンの肉はカルメン・クリークという名産地のもの。このロッジでは、できる限りフリーレンジの肉、天然の魚、オーガニックの野菜を使っているという。

ロッジは雪深い冬でもオープンしている。はじめての冬営業は発電機が壊れ、トイレも使えず散々だった。シェフはダウンを着ながら薪で調理……。そんな悲惨な休暇となったゲストたちでも、リピーターとして戻って来る。宿泊したものの胃とハートを捉える、素敵な場所がここ、ストーム・マウンテン・ロッジだ。

左:レセプションやダイニングなどのあるメイン・キャビン。足元にはリスが住み、窓の上方にはハチドリがやって来る。小さなブティックの品揃えが充実していて、カナディアン・グルメなものが揃っている。 右:メイン・キャビンの暖炉前のラウンジスペース。夕食前のひとときは、ここで他のゲストと旅の情報交換。もちろんアルコールも注文できる。

左:レセプションやダイニングなどのあるメイン・キャビン。足元にはリスが住み、窓の上方にはハチドリがやって来る。小さなブティックの品揃えが充実していて、カナディアン・グルメなものが揃っている。
右:メイン・キャビンの暖炉前のラウンジスペース。夕食前のひとときは、ここで他のゲストと旅の情報交換。もちろんアルコールも注文できる。

左:このロッジには何気に可愛い動物の置物がある。これは鹿だが、ナプキンリングは小熊だ。 右:夏の繁忙期でも10人のスタッフが、部屋の掃除から何からまかなう。というわけで、リスが代わりに。ウェルカム。

左:このロッジには何気に可愛い動物の置物がある。これは鹿だが、ナプキンリングは小熊だ。
右:夏の繁忙期でも10人のスタッフが、部屋の掃除から何からまかなう。というわけで、リスが代わりに。ウェルカム。

Storm Mountain Lodge(ストーム・マウンテン・ロッジ)
所在地 Highway 93 South, Banff National Park, Alberta
電話番号 403-762-4155
客室数 16キャビン
料金 パインキャビン 219カナダドル~、ヒストリックログキャビン 229カナダドル~
URL http://www.stormmountainlodge.com/

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