Day1&2 クージュアック&アクパトク島

C.W.ニコル、北極圏 への航海。Day1&2 クージュアック&アクパトク島

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小説家、ナチュラリストであるC.W.ニコル氏の原点、北極圏。
17歳で初めて訪れたその地へ75歳を迎えた今、クルーズで。
荘厳な地球の鼓動を肌で感じ、先住民イヌイットの知恵に深く学ぶ、
珠玉の船旅へ出掛けよう。

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クージュアックの河口に設けられた乗船用桟橋で、州の規則に従い荷物検査に並ぶ乗船客。

カナダ北極圏への起点、クージュアックで乗船。「オーシャンエンデバー」は日没直後の21時半に抜錨し、 最初の目的地アクパトク島へ、夜のアンガバ湾を静かに進んだ。

ケベック州北部アンガバ湾奥のイヌイットの村、クージュアックの空港に、我々アドベンチャーカナダの旅客総勢198名を乗せたチャーター便が着いたのは、2015年7月17日の昼前だった。集合地のオタワからは、およそ2時間の短いフライトだ。

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昔、イヌイットの友人から贈られた見事なアザラシの毛皮コートを身につけ、ニコル氏、アクパトク島沖へ。

私たちが参加するのは「Heart of Arctic」と名付けられた13日間の船旅。クージュアックを出発した後、我々は北へと向かい、北極圏の大自然の中に深く入り込んでいく。野生動物との多くの遭遇を期待し、氷河を間近に見る。先住民イヌイットが暮らす村を訪れて、その文化に触れ、村人たちとも交流する。イヌイット芸術の中心地を訪ねてその創作現場を見るというのも興味深い。続いてグリーンランドにも渡る。雄大無比のフィヨルドを探検し、イヌイットの村や、同国の世界最北の首都を訪ねるというのがその旅程の概略である。

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思い出の地、クージュアックでの乗船日は、ちょうどニコル氏の75回目の誕生日に当たった。

この旅には、特別な日本人客が二人同行していた。一人は、作家、ナチュラリストとして知られ、日本国籍を持つ地球人、C.W.ニコル氏、そしてもう一人は、バンクーバーの超一流鮨店オーナーシェフ、東條英員氏である。

これまで北極圏で多くの時間を探検や研究に費やし、その大自然と人々に詳しいニコル氏は、「オーシャンエンデバー」講師陣の一人として、厳しい北辺の国の魅力を紹介する役割を担った。一方、東條シェフは、それぞれの土地で獲れる海の幸を見ながら、イヌイットの人々や船客に鮨の作り方を伝えることをテーマとした。

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ほぼ垂直に海面まで落ち込む断崖がアクパトク島の海岸線を特徴づける。崖面の無数の小さな岩棚がハシブトウミガラスの大コロニーを支えている。

出港の翌日も天気良好、船はすでにアンガバ湾口西部にある島、アクパトク島沖に着いていた。

標高152~244メートルの頂上が平らな島だ。ここでは特に、ホッキョクグマの出現に期待が集まった。生態系保護のため、この島には海岸から500m以内に近づけない。

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7月半ば、断崖迫るアクパトク島の海岸をひたすら前進するホッキョクグマ。島に寄せていた海氷はすでに消え、獲物となるアザラシの姿も見えない。

ゾディアック(小型ボート)に分乗して島を見つめる我々の期待通り、遠目ながらもクマは現れた。好調なクルーズのスタートを我々は切ったのだった。

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