01. ロッキー最高峰を列車から。夢路線「スキーナルート」の旅

絶景列車「スキーナ号」に思いを馳せて01. ロッキー最高峰を列車から。夢路線「スキーナルート」の旅

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いつだって豪華列車旅は人気だ。JR西日本では、富山までの道のりを地元の板前さんが同乗し、握ってくれるお寿司列車まで登場した。

何となく列車や鉄道のファンは男性ばかりのイメージがある。でもそんなことはないと思う。女子だって列車の旅には魅力を感じずにはいられない。列車旅での食はかなり大きな楽しみの一つだし、車内でのんびり過ごす時間は至福のひととき。そして何よりも車窓からの「絶景」との出会いは、言葉では言い表せないほど感動的だ。

そして私はただの絶景ではなく、普通では見られない世界トップレベルの絶景がいい。女子の願いはいつもわがままである。どこまでも広がる景色と満腹気分で幸せの最高潮を体験したい。そんな思いで、世界有数の絶景を楽しめるVIA鉄道に思いを馳せてみた。

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現在、貨物運行のみを行うカナダ国鉄(カナディアン・ナショナル・レイル)の総路線距離は世界一の長さ、4万km。1977年にVIA鉄道が旅客専門として分離独立し、中西部地区の主要列車として、その経路も様々である。長距離路線であり、鉄道ファンだけでなく、一度は体験してみたいカナダ列車旅。

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バンクーバーからトロント間、4,466kmを走行する大陸横断列車・カナディアン号は豪華列車として名を馳せている。2013年には10カナダドルにデザインされた。ただ、もうちょっとコンパクトにした距離で夢見気分に浸れないか・・・もちろんカナディアン・ロッキーは必見で・・・

そんな時、発見したのが、BC州カナダ最南端の港町プリンス・ルパートからアルバータ州ジャスパーまで1,160kmを2日間で走行する「ジャスパー〜プリンス・ルパート トレイン」その名も「スキーナ号」。現在はその線路名だけで呼ばれているが、地元ではスキーナ号の名前で今も親しまれている。

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スキーナ号の路線は、1914年にグランド・トランク・パシフィック鉄道(GTPR)によって建設された。イエローヘッド峠を通過するこの区間の建設では、頑丈な花崗岩を670メートルに渡って打ち砕くのに2年を要したとか。まさに鉄道黄金時代の輝かしい功績のひとつだ。ちなみに当初、プリンス・ルパートは太平洋の港としてバンクーバーのライバルとなることを目指していたらしい。今ではかなり差があるように思えるが、それもそのはず。GTPRを率いていた起業家チャールズ・メルヴィル・ヘイズが1912年、タイタニック号の沈没で死去すると、彼が描いたプリンス・ルパートのビジョンも葬り去られた。そしてGTPRも1920年、カナディアン・ナショナル鉄道に引き継がれたのだ。

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このスキーナ号、珍しい昼間走行列車であり、中間地点のプリンス・ジョージで1泊し、そこからまたジャスパーに向け出発する。今回はこのプリンス・ジョージからジャスパーまでの「いいとこどり」乗車で、1日でロッキーの大自然を体験することにした。

さて、一体どんな大冒険物語が待っているのだろうか。心に大自然のオープニング映像が静かに流れ始めた。

コメント

  • 岬太朗

    素晴らしい。広漠然として居るのに不必要な物など全く何も無く、全て其処に長年ズット代わらずあり続け此れからも有り続けるで有ろう堂々とした空気と空間が気張らず気高く存在し、人々の心の平和と安らぎを存在させ続ける風景には全く圧倒される。是非機会が有れば行って見たい第一候補に挙げる事が出来る風景だ。

  • 関西真咲

    カナダが大好きで数回行っていますが、このような列車があるのを知らなかったです。トラベルオーダーで自由旅行を楽しんでいるので、次行く時はこの列車を組み込んで、壮大なカナダの自然を満喫したいと思いました。楽しみです。

  • 藤原 昇

    もう半世紀も昔、モントリオール郊外にあるマーギール大学でポスドクをしたが、とりわけ晩秋の落葉は想像を絶した。木枯らしに舞うその情景はこの世のモノではない。そして、1mにもなる積雪は、生まれて初めての体験だったが、深々と更ける冬の夜の静寂は不気味だが、雪国の情緒満点だった。小5だった愚娘も終生忘れることはないと明言する。さらに停年前、学会でバンフに飛んだが、例のロッキー山脈の山並みも忘れはしない。広大なサスカッチュワンをドライブ中に、鳴り響いたサウンダーストームの脅威も記憶に新しい。ただ、残念・無念なのは、大陸横断鉄道に乗る機会を失ったこと。でも、北米(米国・カナダ)滞在中(3年間)に走ったクルマの走行距離は、有に20万kmを越えていた。もう、傘寿に近いが、絶対にもう一度、アメリカ、とくにユタ、アイダホ、モンタナ、辺りをぶっ飛ばしてみたい。それから、ゆっくりと「??の川」を渡るつもりである。

  • 淡路夢子

    長年働いてやっと定年を迎え、趣味の生活をしています。旅行も仕事で生徒を連れていくような、緊張感を伴い名所旧跡を走り回るようものしかしたことがなかったのですが、今は、のんびりと大陸横断列車のたびでもしたいとおもっていたところ、このスキーナー号は、二日間でカナダ最南端からジャスパーまで行く列車とのこと、ロッキー山脈の絶景を列車の窓から堪能できるとのことでびっくりしました。これこそ、最高のぜいたくを知る人の旅ですね。今までは、テレビで、俳優が楽しそうにレポートをしているのを見て楽しんでいましたが、やっと私にも現実のものとして考えられるようになったので、カナダ旅行の折はこのコースを考えます。素晴らしいレポートでした。ありがとう。

  • 高野善三郎

    VIAの寝台車に乗り、雄大なカナダを旅行したいものです。

  • 広大な自然風景、幼い頃から行ってみたかった夢!忘れていた。思い出されました。

  • 阿波 はるか

    半世紀近くも前のことになるが会社の同僚の女性がカナダに渡った 
    トロントに住む叔母をたよって出かけたのだ・まだまだ海外旅行すら
    いまほどポピュラーでなく驚いたり勇気に感心したりした。
    異文化の中でどうやって暮らしているのだろう
    彼女の眼にこの雄大な自然はどう映ったのだろう。今なら娘さんが気楽に
    出かけ、体験さながらの優れたレポートも気楽にみられますね
    また楽しみにしています

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