
子供の頃、食品アレルギーに苦しんだシェフ、ブラッド・ロング。オーガニックに関心を強め。哲学は、とにかく新鮮な食材を選び、使うこと。アイスホッケーチームの食事をつくっていたこともあるのだとか。
人気のエバーグリーン・ブリックワークスにある、これまた人気のレストラン、カフェ・ビロング。オンタリオ指折りシェフのブラッドに、この地のワインと食材の秘密を教えてもらった。
「オンタリオの地形、緯度の違いが、豊かな食材やおいしいワインを生み出していくのです。氷河に覆われていたこの地の土壌は、フルーツ栽培に最適。ブドウからつくるワインしかりです。そしてまた、オンタリオ湖から吹いてくる風が循環し、夏は涼しく冬は暖かな気候にしてくれるのも好条件」
オンタリオのワインは、あまり強くないので、料理とのマッチングがとてもいいともいう。ワインを5本、料理とのペアリングで選んでもらった。

左:オンタリオのラムはクセのないソフトな味。28カナダドル。
右:いろいろな農場から取り寄せ、ベスト・オブ・ベストの20種トマトのサラダ 14カナダドル。
まず「チャールズ・ベイカー」のリースリングに、グリーンでクリスピーな“セントローレンス・サラダ”。次に「ラヴィーン」のカベルネ・フランにはラム。ラムの味を引き出すソフトなワインとのお墨付き。そして「ノーマン・ハーディ」のシャルドネには、20種類のトマトのサラダ。ミネラルが強いのでバランスが取れるとのこと。4本目は「トウズ」のリースリングで、マッシュルームリゾットに合わせて。最後が「メガロマニアック」のリースリング・アイスワインで、シェリーのアーモンドケーキを食べる。
いずれも滋味深いけど、主張しすぎないテイストが、すんなり、たっぷり頂戴できるペアリング。ぜひお試しを。
コメント
思い出の詰まったカナダ。1973年の1月31日マイナス19度のモントリオール空港に到着したその時から私のカナダの生活が始まった。
もう一度当時訪ねたい場所、それは思い出がいっぱい詰まった場所。ニューファンドランド、プリンスエドワー、ケベック、モントリオールと郊外の乗馬、トロント、ナイアガラ、ナイアガラオンザレイク、ローレンシャン、オタワ、カルガリー、リジャイナ、サンダーベイ、バンフ、レイクルイーズ、ジャスパー、カナディアンロッキー、バンクーバー、レイクエリー?プロのアイスホッケーの試合、トロントの博物館、ピア4のレストラン、、、山ほどある思い出。素晴らしい国カナダ。