もっと知りたい ガル島

お気に入りに追加
ガル島

ガル島は、ニューファンドランド島の東、2kmほど沖に浮かぶ、周囲6kmほどの無人島。島の周辺は海鳥の保護区に指定されている。キツネなど海鳥の天敵が住まず、切り立った崖に囲まれているため、人も容易に近づけない。しかも、周囲の海には食べ物となる小魚が多く、夏にはカラフトシシャモの大群もやってくる。海鳥の子育てには格好の場所である。
海鳥たちは、普段は北大西洋のはるか沖合いでばらばらに別れて暮らしているが、春にこの島に集まり、夏まで子育てする。

ガル島の海鳥

ガル島にやってくる海鳥は、100万羽を超える。ガル島には、断崖、岩棚、草むらなど様々な環境があり、海鳥は種類ごとに適した環境を利用して子育てする。

ウミガラス(Common Murre)

全長45cmほど。海沿いの岩場の上で子育てをする。
巣は作らず、卵を直接岩の上に産んで、温める。

オオハシウミガラス(Razorbill)

全長約40cm。ウミガラスと同じように、岩の上にいる。くちばしの白い筋が特徴。

ミツユビカモメ(Black-legged Kittiwake)

全長約40cm。断崖の中腹のちょっとした棚に巣を構えている。窮屈そうだが、自分たちより大きなカモメの仲間やタカなど天敵が降り立つことができず、安心して子育てできる。

セグロカモメ(Herring Gull)

全長60cmほど。大きくて強いこの鳥は、島中の、広く安定した場所で子育てを行う。

ニシツノメドリ(Atlantic Puffin)

全長30cmほど。ガル島の断崖の上、草が生えているところに集まってくる。

周辺の生きもの

夏、カラフトシシャモの大群が押し寄せる。カラフトシシャモは、北海道の太平洋沿岸で獲れるシシャモに姿が似ているが、全く異なる種類。

ひとつの塊が何百万匹にもなるほどの大きな群れをなす。産卵のため、ガル島の近くを通り、ニューファンドランド島の海岸に向かう。

カラフトシシャモの産卵。

海底は、一面、カラフトシシャモの卵に埋め尽くされる。

カラフトシシャモを狙って、クジラも姿を現す。ミンククジラ(左)は、胸ビレの白い模様が特徴。ザトウクジラ(右)と同じく、夏に南の海からやってくる。

「北の海の妖精」とも呼ばれるクリオネ(ハダカカメガイ)

大きな口でウニを噛み砕いて食べるオーシャンパウト(ocean pout)

海底がウニに覆われているところもある。

海鳥やクジラを観察するツアーも催されている。

コメントを残す