03. アクティブ&ストーム

オーロラ大爆発に出会う旅~光が僕を包み込む極上の時間~03. アクティブ&ストーム

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この極北の地には、天気予報ならぬ「オーロラ予報」なるものがあるそうだ。神秘の光に出会える可能性は、順に「アクティブ」「モデレート」「カーム」の3段階で予報される。

僕らがイエローナイフに到着する前日、つまり木曜日は、「アクティブ」という予報に「ストーム」という言葉が加わっていたと教えてもらった。

でもその予報は外れ、僕らが到着した夜に、1日遅れで的中した。

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しかも、「アクティブ」&「ストーム」の状態は、ブラッチフォードレイク・ロッジでの二日目の夜も続き、オーロラはまたしても僕らにブレイクアップを見せてくれた。それも、昨夜よりさらに大きな爆発を。

今夜もまた防寒着に身を包んでロッジの外に出る。昨夜と同様、気温はゆうにマイナス30度を下回る。広がる視界は360度。当然だ、本来は「湖面」なのだから。

その360度の夜空を、オーロラはまたも白っぽい帯のように東西の方向に伸びていた。

ブレイクアップが始まるとすぐに、僕は「湖面」に寝っころがり、大の字になった。オーロラ大爆発のすべてを見届けるために。そして、見える限りのものをこの目に焼き付けるために。

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オーロラの本数がどんどん増えていき、ロッジの上空で龍のようにぐるぐると円を描き、回り続け、そして夜空を覆い尽くした。

背中に少しだけ湖面の冷たさを感じながら寝そべる僕の上で、龍が夜空を駆け巡り、視界のすべてをオーロラの光が包んでいく。

今夜、僕の頭の中で鳴り響いたのは、昨夜とは違う「もわん、もわん」という音。

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龍によって広がった光は膨らんで膨らんで膨らみ続けた後、一気に地上へと急降下してきた。

光の大瀑布が、冷え切った大地へと猛スピードで流れ落ちてくる。凍った湖面に寝そべる僕の身体へと光が降り注ぎ、ぶつかり、体内へと光の粒が流れ込んでくるかのようだ。

オーロラは鮮やかな緑色だと思い込んでいたけど、肉眼で見るとむしろ白っぽい。その中に緑などの色が見てとれる。

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でも、カメラを一定時間、露光して撮影することでイメージ通りの鮮やかな色になる。

僕は見ることができなかったけれど、カメラマンは午前4時ごろまで粘り、極めて珍しい赤いオーロラの撮影に成功した。

途中、あまりの寒さのためカメラのバッテリーの調子が悪くなり、取り出しては手でこすって温め、また撮ったのだという。

カメラマンには悪いけれど、撮影に追われずに大の字になってオーロラ大爆発を見届けることができたのは、これ以上にない幸せだったと思う。

もっともカメラマンの方は、それに満足してロッジに引き上げたために、赤いオーロラを見逃した僕を哀れなヤツだと思っているだろうけど。

コメント

  • いしころ

    オーロラ大爆発をこの目で見てみたい!そして、カリブーの肉を食べてみたい!

  • おぐら

    一度は行ってみたいオーロラツアーに、
    幻想的なオーロラそれに極北を体験したい、

  • おぐら

    幻想的なオーロラの世界きっと写真で見るより幻想的なんだろうな、
    オーロラ以外に他では見られない星空、考えただけで直ぐにも行きたい、

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