ウィスラースキーの思い出

MY CANADA STORYウィスラースキーの思い出

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バンクーバーオリンピックの1年前、2009年に、夫婦でウィスラーへスキーをしに行った。40才をすぎて、初めての海外旅行。フライト時間が8時間と、比較的少ないので、こちらを選んだ。

バンクーバーからバスで2時間登ると、ウィスラーマウンテンとブラッコムマウンテンから成る、広大なウィスラースキーリゾート。

初日は、足慣らしをして、二日目は日本人のガイドさんに案内してもらった。朝一番のパウダースノーを求めて、ブラッコムマウンテンをリフトで上っていくと、ガイドさんは、「この辺は氷河なんだよ。氷河には、リフトの支柱が刺さらないから、リフトをかけることができないから、Tバーなんだよ。」と言った。

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Tバーというのは、ロープに逆さのTの文字のように、1本の棒がぶら下がっていて、棒をお尻にひっかけて立ったまま上っていくリフトのこと。「Tバーは苦手なんですよねぇ。」というとガイドさんは、「Tバーに乗れないと、良い所へはどこへも行けませんよ。」と少し怒ったように言った。私はガイドさんといっしょにTバーに乗り、主人は一人で乗った。主人は途中でバランスを崩し、Tバーにしがみついて、しばらく雪の上を引きずられた。それを見ていた人達からは歓声が上がり、英語だったが、がんばれがんばれと言っているようだった。

頂上は、まだほとんど誰も滑っていない斜面が残っていた。ところどころに岩が見える風景が特徴的だ。ガイドさんは「ここは氷河だから、雪が青いんだよ。」と教えてくれた。ストックで雪面に穴を開けると、ほんのり薄いブルーだった。

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ひととおり滑った後、ガイドさんが、山の中腹にある、おいしいワッフルのお店につれて行ってくれた。そのお店は混むので、開店時間ちょうどに入った。薪を使った釜で、注文を受けてから焼いてくれるので、少し時間がかかる。

名前を書いた紙をスタッフの方に渡して、テーブルでほっと一息。暖かい飲み物を飲んでいると「レッツ・ゴー」というスタッフの声が聞こえた。どうやら、私の名前「エツコ」のようだ。カナダ在住のガイドさんも「レッツ・ゴー」って聞こえたよね、と言っていた。できたてのワッフルの上にたっぷりの生クリームとベリー。ワッフルは暖かくて、とてもおいしかった。

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その後は、ウィスラーマウンテンへ。頂上からは、ブラックタスク(黒い牙)が見えた。尖った黒い岩が天を刺すように突き出ている。ウィスラーの象徴的な風景だそう。天気が良くてラッキーだった。

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そして、翌年のバンクーバーオリンピックのエンブレム、石でできたモニュメントの前で記念撮影。

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パウダーあり、コブあり、林間ありと、広大なゲレンデを滑りまくった。途中「2010年オリンピック女子ダウンヒルコース」と書いてある看板があり、オリンピックが近いことを実感した。

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滑り疲れてホテルに帰ると、金髪の美女達がわらわらと私達を出迎えてくれる。彼女達は、スキー板を受け取って、スキーロッカーへしまってくれた。とても新鮮だった。

翌日は、フレッシュトラックをした。整備された朝一番のゲレンデを滑るために、日の出前にゴンドラに乗る。そして、ゴンドラ終点のレストハウスで食事をとる。窓から朝日が入ってくる。そして、パトロール隊員の合図とともに、ゲレンデへゴー。とても気持ち良かった。

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お昼ごろ、主人とはぐれてしまった。携帯の電池も切れてしまって、主人と連絡がとれない。私は、主人について滑っていたので、地図を把握していなかった。心細い中、一人でリフトに乗っていると、「アー・ユー・ア・ジャパニーズ?」と外国人の方に話しかけられた。「主人とはぐれた。」と言うと、「大丈夫。きっと見つかるよ。」と励ましてくれた。一休みしようとレストハウスへ行ってみると、偶然主人と再会することができた。「いやー、外国人が、ついて来れるか?みたいなこと言ったんで、ついつい本気出しちゃったよ。」とのんきなことを言っている。ちょっと腹が立ったが、ほっとした。多分、私一人ではホテルに帰れなかったと思う。

次の日は、日本人のカメラマンにスキーのビデオを撮ってもらった。スキーは下手なので、ビデオ撮影なんて恥ずかしかったけれど、とても良い記念になった。主人は家に帰ってから、カナダで撮ったビデオを何度も、夏にも見ては楽しんでいた。

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何もかも初めての海外旅行。私は、英語を勉強しているので、滞在中は、フリーのプランで、レストランへ食べに行ったり、スーパーでお惣菜を買って夕食にしたり、チップとかいろいろ慣れないこともあって大変だったが、みなさんフレンドリーで、良い思い出になった。

私もこうして書いていて、とてもなつかしくなる。今は、ニセコでバックカントリーや、サイドカントリーを楽しんでいるので、今なら以前よりもっと楽しめると思う。又、主人は、オーロラを見てみたいと常々言っているので、今度は、イエローナイフにオーロラを見に行ってみたいと思う。

コメント

  • セキ

    海外で✈景色だけでも✨素敵✨なのに、スキーを色々な角度から、おまけに夫婦で時間を共有できる趣味があるのは羨ましいです(*^^*)
    ハプニングも良い思い出デスね。これからも良い旅を

  • しんちゃん

    ウイスラーでのスキー羨ましい、しかも夫婦で
    私も若い頃スキーにはまりましたがせいぜい志賀高原や蔵王や近場だけ
    北海道すら行ったことありません、でも写真での雄大さや初めての戸惑い
    なんだか行ったような気にさせられます。

  • skier

    氷河のため、Tバーなんて凄いスケール!
    その先の最高の雪を想像すると、ワクワクしますね。Tバー引きずられた後どうなったか、気になります!日本にはあまりTバーは無いので自分もそうなるかも。ワッフルがとても美味しいそうで検索して見ようと。名前で呼ばれるですね、緊張!旦那さんとはぐれた話し失礼ですが、理由が最高ですね!ついてこれるか!でも会えて良かったねですね。航空機の時間が長くても広大なエリアなので行きたくなりました!

  • のん

    素敵な写真ですね。羨ましい限りです。これからもたくさん旅行を楽しんでください。

  • Sumiko.N

    楽しさが伝わってくる文章に素敵な写真!
    私が経験した事のない体験ばかりで…とても新鮮で羨ましいです。ご夫婦揃ってアクティブですよね
    海外でスキー素敵です✈私も主人とスノボに行きますが岐阜か新潟!一度でいいから海外で滑ってみたい‼
    でも英語は出来ないしTバーにも乗れない…笑笑
    海外でのスノボはハードルが高い!
    それでもウィスラーマウンテンの壮大な景色や青い雪、スケールの違う広大なゲレンデそして美味しそうなワッフルを想像するとやっぱり行ってみたい‼
    オーロラいいですね✨これからもお二人で素敵なスキーライフを楽しんで下さいね!

  • まな

    綺麗なところですね。スキーは経験したことがないですが、すごく楽しそうです。
    ワッフルも美味しそうだし、はぐれた時の奥様の不安な顔や、その後の旦那様の
    言葉を聞いた奥様の顔を想像して、これまた楽しくなりました。

  • エミ

    カナダで夫婦でスキーできるなんて、夢のようね✨
    景色もいいけど、ワッフル美味しそうだった!
    これからも、スキー楽しんでね

  • あゆ

    とっても素敵な景色!羨ましい限り
    うちは行っても、近場のスキー場
    できたてのワッフル食べたいな。

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