01. 「謎解きの旅」が始まった
ケベックの象徴とも言えるホテル・シャトーフロントナック

カナダの歴史を謎解く旅01. 「謎解きの旅」が始まった

お気に入りに追加
01. 「謎解きの旅」が始まった-イメージ1

今回、僕はカナダの歴史に触れる「謎解きの旅」に出るため、ここケベック・シティへとやって来た。なぜならケベックは、カナダ「始まりの地」だからだ。

僕が今、踏みしめているこの石畳の下には、カナダという国がどのようにして始まり、どんな道のりを歩んできたのか、その歴史と「謎」が何層にもわたって積み重なっている。

01. 「謎解きの旅」が始まった-イメージ2

サミュエル・ド・シャンプランというフランス人が大西洋を渡り、セントローレンス川をさかのぼり、突き出た岬の上に丸太づくりの砦を建設したのは1608年のこと。日本で言えば江戸時代が始まった頃のことだ。

この時、この場所から、カナダは建国に向けた第一歩を踏み出したんだ。

アメリカと同様、のちにカナダとなった地も、インディアンと呼ばれる先住民たちが暮らす土地だった。

そこにヨーロッパ人たちがやってきた後、フランスの植民地が建設され、戦争を経てそれはイギリスのものとなり、最後に今のカナダへとつながっていった。

01. 「謎解きの旅」が始まった-イメージ3

ただし、シャンプランによる砦の建設から数えても400年ほどしかないカナダの歴史に「謎」なんてあるのか、という人もいると思う。そういう人には、このように問いかけたい。僕らは一体、カナダの何を知っているんだろう、と。

カナディアン・ロッキーに赤毛のアンにメープルシロップ。北の方にはホッキョクグマがいて、オーロラを見ることもできる。

それから?それから?…僕らはカナダの何を知っているんだろう。

01. 「謎解きの旅」が始まった-イメージ4

ケベックに向かう途中、トロント空港のショップで見かけたマフラーには、見慣れた赤いカエデの葉っぱと、それよりもずっと大きく描かれたビーバーの模様があった。

赤い葉っぱは誰でも知っている、メープルシロップを生み出す砂糖カエデだ。カナダの国旗にもこの赤いカエデがデザインされている。

しかし、僕はそのメープルシロップのことすら何も分かっちゃいなかった。だって、メープルシロップがもともとは「シロップ」じゃなかったなんて、想像すらしていなかった。

01. 「謎解きの旅」が始まった-イメージ5

ましてやビーバーがどうしてカエデより大きく描かれるかなんて、ほとんどの日本人が知らないことだと思う。

でも、よく目を凝らしてみると、ビーバーはカエデに負けないぐらい、カナダの至るところに登場する。さまざまなマークにビーバーが使われているし、「ビーバーテイル」というシッポの形のお菓子はカナダで大人気だ。

実は、ビーバーのことを知らなければカナダのことは何も語れないぐらい、この動物はカナダにとって極めて重要な存在だったんだ。

01. 「謎解きの旅」が始まった-イメージ6

そして、メープルシロップやビーバーなんて、実は「謎」としてはまだまだ可愛いものだった。

日本人ならほとんどの人が、この「ボノム」というキャラクターの存在を知らないと思うけれど、カナダでは時の首相がわざわざいっしょに写真に写りたがるほどの人気者だ。

そして、この陽気なスノーマン、ボノムには、カナダ建国の歴史に関わる驚くべき「謎」が秘められていたんだ。

01. 「謎解きの旅」が始まった-イメージ7

今回、僕が体験した「謎解きの旅」は、みんなへの提案でもある。つまり、カナダを旅しながらいろんなものを見たり、聞いたり、味わったりするだけでは、まだ本当のカナダの素晴らしさに触れてはいないんじゃないかってこと。

2017年、カナダは建国150年という節目の年を迎える。「謎解き」を通じてカナダの歴史や奥深さに触れることができたら、カナダの旅は何倍にも楽しいものになるはずだ。

このケベックの旅を終えた時、きのうまでのカナダとはまったく違う、新しいカナダが目の前に現れることになると思う。

カナダの新しい魅力を伝える旅に、みんなを招待したいと思うんだ。

コメント

  • 佐藤千賀子

    昔々小学生の頃、父親と万博へ行きました。
    その中でもカナダ館、ケベックという地名がものすごく印象的に残っています。
    カナダの歴史は知らないので、旅をして文化の発祥など知りたくなりました。

  • 倉橋照子

    83歳の今頃になってふとカナダのことが疑問になった。アメリカのことは何かとと話題になるが、同じ人種でありながら何故国を分けているかとフト思い老い先短いが、一つ勉強が出来た ありがとう

コメントを残す