カナダとの出会いが人生の転機!

MY CANADA STORYカナダとの出会いが人生の転機!

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大学卒業を間近に控え、春からは社会人として新しい一歩を踏み出そうとしている今、22歳の未熟者であり自信のないことだらけの私でも、これだけは確証を持って言える。

それは、初めてのカナダ滞在が私の人生の転機であったということだ。今やカナダが大好き、卒業旅行は勿論カナダ、今後も、まとまった休暇が取れればきっとカナダに行くはず…。

そんな私が、初めてのカナダ、トロントで得たものを綴りたいと思う。

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大学1年の夏。
トロントで過ごした3週間は、毎日が新しい発見だらけで、輝きに満ちていて、3年経った今も一日一日を鮮明に思い出すことが出来る、いや忘れることが出来ないくらい、素晴らしかった。

そして、カナダという多民族多国籍の国で生活し、多くの外国人や外国の文化に触れることで、日本しか知らなかった狭い私の視野を大きく広げることができた。

何気なく大学の掲示板に貼ってあった「『夏休み短期語学留学プログラム』のお知らせ」が私の全てを変えることになったのだから、人生は分からない。カナダでの全ての出会いに感謝の気持ちでいっぱいである。

私がこの留学プログラムに参加を決意した理由は、大学生になったからこそ経験出来る、「何だかわからないけれどとても大きなこと」に挑戦したいと強く思っていたからだ。

入学してからしばらくは、なかなか大学生活に馴染めなかった。
私自身が環境を受け入れられず、尖っていたのだと、今は分かる。勉強より遊びに時間を割く一部の学生に対し疑問に感じることも多く、(私はこんな風になるために大学に入ったんじゃない…)と複雑な気持ちを抱えながら過ごしていた。

そのような中、このプログラムについて知り、「何か大きなことに挑戦する!」まさにそのチャンスだと私の心は激しく動いた。しかし、幼少期の海外暮らしの経験はあるものの、もはや忘却の彼方。そんな私にとっては、これが初めての渡航に等しく、ましてやホームステイして、現地のヨーク大学に通うなんて…と、出発が近付くにつれて、不安で仕方がなかった。

勿論、完全な杞憂に終わり、この上なく”fabulous”(*)な3週間を過ごしただけでなく、素敵な同輩や先輩方との出会いにも恵まれ、帰国後の大学生活は180°変わったことは間違いない。((*)fabulous=素晴らしい。ヨーク大学で私たち留学生を担当して下さった教授の口癖であり、私にとってトロントを象徴する合言葉)
何よりも私自身が、我ながら大きく成長を遂げたと思う。

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さて、3週間の生活についてご紹介したいと思う。

カナダの印象を一言で表すとしたら、
「何もかもがBig Size!!」
搭乗員の引率もなく、出発当日に「はじめまして」を交わした日本人の留学参加者のみで成田空港を出発。10時間以上の長いフライトを終え、緊張と不安で破裂しそうだった私を迎えてくれたのは、ヨーク大学の気さくで大柄でパワフルな学生の方々だった。そのまま、各ホームステイ先へ。

空港にいる人々が、道行く人々が、車が、施設が、もう何もかもが、なんて大きい!
空が、道が、なんて広い!
到着して早々、驚きの数々だった。

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ホームステイ先では、明るく自由なホストファミリーが待っていて下さった。

カナダでは、ホームステイの受け入れが広く行われているようで、まるで下宿のように、何人も留学生を受け入れているお家が少なくなかった。特に私のステイ先は自由主義で、朝いちばんに元気な顔で挨拶し、門限さえ守れば、好きに過ごすことが出来た。

私はお陰様で、持ち前のフットワークの良さで、トロントのダウンタウン中を思う存分楽しみ、美味しいカナダのグルメに舌鼓を打った。(あの大きなサーモングリルと、てんこ盛りのキヌアサラダは、私にとってのカナダの味。その後の渡航の度に、最も楽しみにしているものの一つだ。ああ食べたい!)

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ヨーク大学での授業は、前半2週間は、”YUELI”という、大学主催の、全世界からの留学生を集めたプログラムであった。私たち日本人留学生も混ざり、同世代の外国人と交流しながら、語学やカナダの文化についての講義を受けた。

ロシア、ウクライナ、ベネズエラ、フランス、中国、韓国…母国語も習慣も、母国の国勢も、一様ではない学生たちが、英語と笑顔を道具に、同じ時間を分かち合う。向学心に溢れた彼らの姿から学ぶことはとても多かった。

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休日にはYUELIの観光ツアーに参加することができ、ミュージカル観劇、クルージング、ワンダーランドや星空観察などを満喫した。特に大迫力のナイアガラの滝へ行き、接近ボートでびしょ濡れになったことは印象深い。

後半1週間は、私たち理系学生専用の予定が組まれ、Scientific Englishの講義と、班ごとの実験とその英語での説明発表を課せられた。私の班は、物理科の先輩のご指導のもと、ジュースとグラスを用いた気圧の実験を発表した。他の班も、身近な道具を使いつつ、理系学生本領発揮といえるような工夫された実験発表の数々で、ヨーク大学の方々に楽しんでいただけたのではないかと思う。

授業外でも、いやむしろ、私は日常生活において学んだことの方が多いかもしれない。
トロントは、人々の肌や目の色、服装、信教、あらゆる違いが受け入れられた多民族都市である。日本とはあまりに違う光景(広大な道に大柄な黒人白人が行き交い、十字架を握った人もいればターバンやサリーを着た人、イスラム教で目以外を布で覆った人もいて…)を目の当たりにして、「世界にはこれほど様々な人がいるのだ!」と衝撃を受けた。国際化とはいえ、まだ自分は世界のことを何も知らないのだと思い知らされた。

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物理的に何もかもが大きいのは先述の通りだが、何よりも「広い」と感じたのは、人々の心だ。あらゆる違いを受け入れるトロントならではなのかもしれない。

地図を片手に立ち往生している留学生の私を、時には子供や若者が、時にはお年寄りが、必ず誰かが助けてくれた。たった3週間のうち、何度、人の優しさに触れて心を温かくしたか分からない。その環境に身を置いていると、自分も人の為に何か出来ないかなと自然に思うようになった。助け合いの精神が、自然に根付いた街だった。

このように、私にとって初めてのトロントでの3週間は、多くの方々に助けられて無事に過ごすことができた。文章に収まらないくらいの感謝の思いと、カナダ愛は、一生消えないことと思う。

カナダ建国150周年、心からおめでとうございます。

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