02. サーモン・キャピタル

バンクーバー 海と風と森と02. サーモン・キャピタル

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今回の旅の最初の目的地は、バンクーバー島にあるキャンベル・リバーという街だ。

“サーモン・キャピタル”の異名を持つこの街を拠点に、グリズリーベアに出会ったり、川を遡ってきたサーモンといっしょに川を泳いだりしようというのが今回の僕の計画だ。

まずは日本からの玄関口、バンクーバー空港に降り立つと、ターミナルの中で数々のトーテムポールが出迎えてくれる。

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見ているだけでどんどん興味が湧いてくるけれど、トーテムポールの話はいずれまたじっくりと。小型の飛行機に乗りかえてバンクーバー島のコモックス空港へと向かう。

そもそも大陸側にある最大都市バンクーバーは、ブリティッシュ・コロンビア州(BC州)の州都はではない。

海峡をはさんだバンクーバー島に州都ヴィクトリアがあり、“サーモン・キャピタル”と呼ばれるキャンベル・リバーもこの島にある。

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言ってみれば、人間世界での州都=中心地はヴィクトリアかもしれないけれど、ことサーモンに関してはキャンベル・リバーが州どころか世界の中心だと、この街は高らかに宣言しているのだ。

車でキャンベル・リバーに向かっていくと、「ディスカバリー・ピア」という海に突き出た桟橋のような施設が現れた。

さすがは“サーモン・キャピタル”、地元の人たちが何人も釣り糸を垂れ、サーモンを狙っていた。

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全体はこんなふうに長く一直線になっている。思い思いに好きな場所で釣りを楽しむ、ということなんだろう。

よく見ると手すりというか柵の部分に丸い穴が空けられていて、そこに竿を差し込んでおけるようになっている。

ちょっと目を離していてもこれなら大丈夫。便利というか楽というか、なんだか大物のサーモンを狙うというより、近所の公園に散歩に来たぐらいの「ノリ」のように思えてくる。

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サーモンを釣り上げようと肩に力が入っていないところがなんとなく“サーモン・キャピタル”たる余裕というか、自信のようにも思えてくる。

そう言えば、ここの売店と言えばいいんだろうか、そこで売っているフィッシュ・アンド・チップスが美味しいと聞いたので、早速食べてみることにした。

「食べてみることにした」と書いたけれど、実はすぐに食べることはできない。

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カナダらしく、注文してから出てくるまで、なんと言うか、「あれ?注文通ってるかな?」と心配になる程度の時間がかかる。

こんな時に「まったくカナダらしいよなあ」と笑えないと、カナダの旅はちょっと寂しいものになってしまう。

売店の中で奮闘するおじさんを暖かく見守ってあげてほしい。それがカナダの旅の“ルール”だ。

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メニューを見ると、フィッシュ・アンド・チップスの「フィッシュ」もタラとか、あの巨大なハリバット(オヒョウ)とか、いろいろな種類があるみたいだ。

カナダを旅するようになって、僕のフィッシュ・アンド・チップスに対する見方は変わってきたと思う。

いろいろなところで食べたけれど、カナダのフィッシュ・アンド・チップスはどこで食べても間違いなく美味しい。

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タラでもハリバットでも、このボリューミーな白身の魚は本当に絶品だ。タルタルソースにケチャップ、それにレモン。好きな味でワシワシ食べればいい。

それにしてもいい天気だ。気持ちのいい青空が広がっている。あしたはいよいよグリズリーベアに会いにいくのだ。

きっとまた楽しい1日になると思う。なにしろこの天気と美味しいフィッシュ・アンド・チップスで「ワクワク感」が高まってきた。だから楽しい1日になるのは間違いのないことなんだ。

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